もうすぐ切腹世代のブログ

ゆるりとやります。

トロッコ問題とは

ロッコ問題は、倫理学や道徳哲学の問題の一つです。

この問題は、次のような状況を想定します。

あなたはトロッコ(鉄道の車両)の運転手であり、トロッコ

進行方向に向かって5人の作業員が立っている線路を進んでいます。

突然、トロッコがブレーキを故障し、そのまま進んでしまうことがわかります。

すると、あなたの前には分岐点があり、もう一つの線路にトロッコ

切り替えるレバーがあります。

しかしその線路上には1人の作業員が立っています。

この状況で、あなたは2つの選択肢があります。

 1.レバーを操作してトロッコの進路を切り替え、

  5人の作業員を救い、1人の作業員を犠牲にします

 

 2.レバーを操作せずにそのまま進ませ、5人の作業員を犠牲にし、

  1人の作業員だけを救います。

 

この問題では、倫理的なジレンマが生じます。

一方で、5人の命を救うことができるが1人を犠牲にするという選択肢と、

何もしないことで5人を犠牲にすることになるが、

自分自身では直接的には誰も傷つけないという選択肢が存在します。

 

ロッコ問題は、倫理的な判断の根底にある価値観や倫理観、義務、責任などについて考えさせられる問題です。

この問題に対する個々人の回答や意見は様々であり、倫理学の分野でも議論がなされています。

 

ロッコ問題に関しては、他にも派生したバリエーションや拡張が存在し、それぞれによってさらなる倫理的ジレンマが生じることがあります。